さて、日本の中には「自分が我慢して周囲が幸せになる事は正しい」という「自己犠牲こそが美徳」という考えがあるかと思います。
ですが、この考え。
はっきり言って、大間違いです。
その理由を説明します。
◎そもそも人間は自分の事しかわからない
上述しましたように、そもそも人間は自分の事しかわかりません。
相手が傷ついたのを見て、実際に自分が痛くなるわけではありません。
相手の心を100%知る事もできません。
仮に「共感」できたとしても、それは過去の記憶や経験等から「想像」しているに過ぎませ
ん。
「相手に幸せになってもらいたい」という気持ちも。
「相手に幸せになってもらいたいという、自分の気持ち」なのです。
つまり。
「自分の幸せは自分にしか分からない」「相手の幸せは相手(当人)しか分からない」
のです。
という事は。
「自分」の幸せを100%犠牲にした所で「相手」を100%の幸せには。
できません。
そして、この「自己犠牲」の考えが「当たり前」として認知されている事が、非常に由々しき事態です。
なぜなら。
全員がこの考えで他人を幸せにしようとすると。
100%の幸せを手に入れる人が誰もいなくなるのです。
皆が相手の100%にならない幸せの為に、自分の100%の幸せを捨ててしまうのですから。
負の連鎖です。
ですので、誰もが幸せな社会を作るのであれば。
まずは、この間違った考えから、あながた抜け出さなければなりません。
それこそが、本当の意味で他人を100%幸せにする事に繋がるのですから。
自分の考え、自分の主張、自分自身こそを、誰よりも大事にしてください。
自分を、一番に愛してください。