さて、人間とは感覚的です。
直感的、とも言えるでしょう。
と同時に、論理的でもあります。
イメージするならば、
感覚的← 動物––––––人間––––––コンピュータ(ロボット,AI) →論理的
という感じです。
動物的でありながら、コンピュータ(ロボット,AI)的な能力も、持ち合わせています。
これは、非常に重要です。
それを理解する為に、まずは動物とコンピュータ(ロボット,AI)を比較してみましょう。
◎動物とコンピュータ(ロボット,AI)の違い
さて、動物とコンピュータ(ロボット,AI)を一概に比較するのは難しいかと思いますが。
重要な点だけ押さえますと、
・動物は感覚的である代わりに、成長が遅い。論理的思考が苦手である。
・コンピュータ(ロボット,AI)は論理的であり、成長は早いが、感覚を一切持ち合わせていない。
という事になるかと思います。
そして、この「感覚」という器官。
これは、非常に優れた能力です。
例えば、動物は当たり前のように野原を駆け回ることができますが。
コンピュータ(ロボット,AI)では、そうはいきません。
なぜなら、コンピュータ(ロボット,AI)は、全ての事を、1か0かで計算しないと、行動する事ができないからです。
…動物が例だと少し分かりづらいので、人間を例に挙げます。
人間も動物の一種ですので、この感覚を当然、持ち合わせています。
この記事を読んでいる、あなた。
手を上げてみてください。
……はい。
さて、問題です。
あなたは、手を上げる時に、計算をしましたか?
……していませんよね?
でも、コンピュータ(ロボット,AI)は、その全てを計算しないと、手を挙げられないのです。
言い換えましょう。
これが、感覚の正体です。
感覚とは「無意識に論理的な計算をして、意識しなくても当たり前にできる能力」
です。
この世界は、論理的です。
手を挙げる為には、計算をしなければ、上がりません。
しかし、人間や動物は、動く際に、いちいち計算なんて、しないのです。
当たり前にできるからこそ、そこに計算があった事には気づけなかったのです。
さて。
先ほど、動物は感覚的である代わりに、成長が遅い。論理的思考が苦手である。
コンピュータ(ロボット,AI)は論理的であり、成長は早いが、感覚を一切持ち合わせていない。
と、お話ししました。
そして、人間はその両方を持ち合わせています。
感覚的なロボットとも。
論理的な動物とも言えるでしょう。
つまり。
「人間はコンピュータ(ロボット,AI)のように論理的であり、成長も早いが、感覚も持ち合わせている」
という事です。
…これは「基礎」です。
この記事の理解があって、初めて次の記事。
「上達するために」が、理解できると思います。
今回の記事はここで終わりですが。
「上達するために」は、ぜひ読んでいただきたいです。
これにて「人間がどうすれば成長(上達)できるか」を、理解する事ができるでしょう。
そしてぜひ、実践されてみてください。